ルイスと未来泥棒 |
孤児院で暮らす発明に夢中な少年ルイスは才能の片鱗を見せながらも完成間近でいつも失敗ばかり。
でもくじけず発明を続けるルイスは「科学フェア」に参加した時、山高帽をかぶった謎の男に発明品を奪われてしまう。現場にいた自称「未来から来た」という少年ウィルバーから、山高帽の男は彼のいた未来からタイムマシンを奪ってルイスの発明を横取りしにきて、それを阻止しないと未来が大変な事になると言うのだが・・・・・といったストーリー。
ルイスの発明する奇想天外な発明品や未来世界での不思議な光景などまず映像として凄く楽しく作られているし、未来のウィルバーの家に住む様々な変な人物やロボットなどキャラクター作りも面白い。
また山高帽の男の正体やそれに関連するルイスと過去と未来の人物関係や出来事を推理していく楽しみもあるし、孤独だった少年が未来との関わりによって少しずつ成長していく姿や、自分が得意とする事、目指しているものがたとえ今うまくいかなくともそれに対して「過去を振り返らず前に進み続けよう。」というウォルト・ディズニー自身の言葉と絡めてメッセージ性の強い作品にしているのも良かったと思う。
同じアニメでも先日見た「シンプソンズ」と違って全く「毒」はないが、内容的な充実度や映像含めてこの作品の方が素直に楽しめるエンターティメントとして面白かった。
